ビタミンCなら錠剤よりもミカン

2016年03月10日 18:52

今話題のビタミンC についてですが、風邪を予防するというかなり大がかりな実験で、約半分近くの人に効果があったということから、ビタミンC の大量摂取がカゼの予防に効果があるということで、ビタミンC 剤がここ1年近く、日本でも大変な売れ行きを示しています。

こちらには、ビタミンCのガンへの治療と風邪予防が紹介されています。

大量摂取によりガンの予防や治療にも大変な効果があるということです。そこで、東洋医学的にみたミカンの効用というものが、カゼにどのような関連を持っているのかを少し考えてみることにしましょう。

冬には、インフルエンザをはじめとしてカゼをひく人が大変多くなりますが、ミカンはこの冬場にたくさん採れる食べ物です。やはり、自然の恵みでミカンにカゼの予防に働くビタミンC が多いから、という考え方も1つ成り立ちそうな気がします。

「病由面入為多」という言葉がありますが病気は口から入るものが多いという意味ですが、もう1つの意味としては、食べ物はすべて一利一害がって、正しく摂取すれば益になるが、まちがって摂取すれば害になるということです。

ミカンひとつを取ってみても、カゼとの関係において、やはり一利一害をよく知って正しく食リベるということが非常に大事なポイントになってきます。

果肉が食用になるほかに、東洋医学で最もミカンが重視される点は、干した果肉「陳皮」が漢方薬として非常に珍重される点です。むしろカゼとの関係でいえば、東洋医学では皮のほうをはるかに重要視しているのです。

まず「陳皮」はカゼ、セキ、健胃などに効果が著しいとされています。また、お風呂に入れることで、皮膚の発汗、発熱作用を促進し、保温効果があるので湯冷めしにくい効果もあります。

これがカゼの予防として、大事な要点でもあるのです。昔からおばあちゃんの知恵として、ミカンの皮を軒下につるして、秋から冬にはミカン風呂をたく家も多かったはずです。

直接食べるとお腹にたまるガスを防止する効果もあります。このほか柑橘類の果皮には、ビタミンP類とよばれる物質があり、これは高血圧の人の毛細血管のもろさを回復させる作用があるのです。

このほか脳出血などの予防効果のあるのも知られています。しもやけの多かったひと昔前では、ミカンの皮を手の表面にこすりつけることで予防しようとする知恵も、おばあちゃんから嫁へと受けつがれたものでした。東洋的な食の発想は〝全体食″ が原点になっています。ビタミンC の錠剤を1個飲むよりも、ミカン1つ食べたほうがいいのだという考え方
です。

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